こんにちは、嫁です。
この日、復職可能の診断書をもらい一先ずではありますが12月に診断された「うつ病」は緩解しました。
緩解=(イコール)完治では無い
緩解とは言うものの、薬が減ったわけでもなく前に比べたら明らかに動けるようになって
日中「することがないな」「暇だな」と思う時間が増えたという感じです。
この2週間前には自覚症状として、もしかして良くなったのかな?と思うことも多くなっていました。
夜は寝付けないものの、それなりに昼は動けて手帳やガンプラ、ブライス人形のカスタムなどの
『自分が興味を持ってやりたいこと』の他、家事も少しずつ出来るようになってきていたので
言ってみれば仕事している時とあまり変わらない精神状態になってきたわけです。
色々あって元の会社に戻ることにはなりませんでしたが、実質3ヶ月程度で緩解へとこぎつけたのは
家族の支えといい先生のおかげです。
(ここでのいい先生というのは水が合ったという意味で)
うつは3ヶ月で治るのか
確かにうつ病が治る目安は短くて3ヶ月と聞いたことがあります。
ですが、これはあくまでも最短期間なのではないかと思います。
環境仕事などを離れて、完全に休める
薬自分の身体に合った薬が見つかる
主治医カウンセリングも含め、自分を納得させてくれる人と会える
この3つがあり、さらに
意識の転換 環境が変わってもなんとかなると思える
仕事を休んでいるから、痛いところがあるわけではないからと無理に外出したり家事をしたりするとそれ自体が負担になります。
本人が出来ると思っていても風邪の治りかけみたいなもので、休職したてはようやく熱が下がった状態。
無理せず「退屈だ」と思うまで寝ているのをおすすめします。
漢方の話になりますが、「気」というのはアヤシイものではなく「元気やる気」の「気」です。
で、ざっくり言うとこれは寝ると回復します。
私はうつ病というのはこの気が枯渇してる状態なんじゃないかなと考えてます。
なので、うつ病になって薬が出てそれが効いてくるとまあ~~~寝る。
これ前にも異常に眠くなると書きましたが、薬の副作用に加え自分で気を蓄えるために寝るんじゃないかなと最近思うわけです。
元々私が寝るのが好きなのもありますが、同じようにうつ病になった人に聞くと大体がよく眠っています。
ただそれが夜眠れなかったり、朝起きれなかったりなので自分自身さえ怠けていると思いがちなんですよね。
寝てばっかりで何も出来ない。
これは寝てる方もストレスを感じてます。
寝てるんだから何かしなくちゃ、好きなことでもなんでも出来るのに…と歯がゆい。
でもこれ気を補ってるんですよね。
あ、ちなみに気を補う食品としてはクコの実とかナツメ(漢方薬では大棗)がいいです。ドライフルーツ売ってるのでもりもり食べてください。糖分が気になる人はお湯で煮てお茶にするといいです。美味しいよ。
ちょっと話が逸れましたが、寝てて退屈で身体がうずうずしてきたら好きなことからしましょう。
出来ることを少しずつがうつ病回復の近道です。
私は医者でもなんでもないですが、二回うつ病になっているので実体験です。
あくまでも 実 体 験 で医学的根拠はありませんから責任は取れません!!
この記事が「うつ病」で検索に引っかかった時、これを読んでるのが病人本人か家族の方か分かりませんが
寝ていることに引け目を感じないで欲しい。
寝てばかりいる家族を怠けていると思わないで欲しい。
一生懸命元気を作っているところです。
うつ病のぶり返し
上で二回うつ病になっていると書きました。
えっ今回が最初じゃないの?と思う人も居ると思いますが、ほぼ二回目です。
ほぼ というのは一回目は「急性ストレス反応」という病名だったからですが、処方された薬やその他諸々を考えて「うつ状態」であったのは間違い無いです。
なんなら今回よりも前のほうがひどかった。
最近話題の「うつヌケ」にもありましたが、うつ病ってぶり返すんですよね。
「あ、調子いいな。よくなったかな」と思ってもまたうつ状態になる。
何週間も調子が良かったのに、人と会ったりすると数日ダウンする。
これはもうバッテリーみたいなもので、外出したから充電が切れたんだと思うことにしてます。
このペースが分かるまでは、治ったと思ったのに!と裏切られた気持ちになりますよね。
何度も出かけて、寝込んでを繰り返すと自分も周りも「もう出かけない方がいいんじゃないか」と思ったりしがちです。
でもそんなこと無いんですよ。
充電満タンになったら使ってもいいじゃないですか、使って減ったらまた充電すればいい。
実際の充電池と違って、何度も切れては充電した方が充電容量が増えていって段々普通の生活に戻れることもあります。
オフ会でうつ病が治った?
正直私は最初のうつ状態はSNSで治ったようなものだと思ってます。
1年半程うつ状態で仕事もしていなかったのですが、幸い福利厚生が篤いところだったのと母親が現役だったので
薬代に困ることもなくそれなりに自由に過ごせました。
治りかけになると段々外に出たりしたくなるのですが、如何せん友達は皆仕事しているわけです。
土日は家族と出かけたり、割りと頻繁に遊んでくれる友達も居るにはいたのですが
やはり問題は夜と平日の昼間ですよね。
夜は仕方ないにしても、平日の昼が暇で暇で仕方なく当時主流だったmixiでオフ会に参加してみました。
ここからは卵が先か鶏が先かになってきますが、そこでたまたま平日休みの友人や春休みの学生さんと懇意にしてもらい
割りと安くあがる昼間のカラオケなんかでどんどん交流の輪が広がっていったわけです。
実際にオフ会が無い日でも、ログインすればなんらかのレスポンスがある。
人間関係でうつ病になった私にとって、1年以上のブランクを経て新しい人間関係が形成されたというのは
いいリハビリになったんだと思います。
元々オンラインゲームをしていてネットからのコミュニティの拡がりに抵抗が無かったのもありますが、
人と会って話したり遊んだりすることで、治りかけだったものがどんどん良くなっていきました。
うつ病の心象風景
何年もイメージしていて、どこで読んだのか誰かの言葉だったのか分からなくなってしまったものがあります。
真っ暗な中、自分の身体の幅くらいしかない谷底を歩いています。
ずっとずっとまっすぐに続く道は前も後ろも真っ暗で、両側には岩肌が迫り方向転換も儘ならなりません。
ある瞬間、立ち止まると自分が立っているのが谷底ではなく切り立った崖の上で
それまで暗くて岩肌だと信じていたものが奈落に繋がる空間だったと気付く。
私のうつ病のイメージはこんな感じです。
誰もが自分は谷底を歩いていて、落ちることは考えていないのですが
一度崖の上と知ってしまえば、落下の恐怖を完全に忘れることは出来ない。
ふとした時に怖くて歩けなくなる。
それがうつ病の再発だと思うとしっくりきませんかね。
なんにせよ一区切りついたうつ病ですが、またいつぶり返すか分かりませんので
経過観察はこのまま日々の雑記にしていこうかと思います。